【特集】
毒のサイエンス
毒には、生物が身を守るためや、進化の過程での何らかの原因で身
につけたもの、また、人問が生み出してしまった化学物質などさま
ざまなものがある。毒はからだにとって「害」、薬は「益」、と言
葉の意味はまったく逆だが、どちらも「生体に影響を与えるもの」
であり、科学的には同じものとして捉えることができる。猛毒に含
まれる物質を麻酔などの薬として利用することもあるし、薬も摂取
量によっては毒となる場合もある。特殊な物質に限らず、身の回り
に存在する物質も摂取量次第では毒となる可能性がある。本特集で
は、生物が持つ毒の科学、毒と薬の関係など、毒にまつわる科学を
紹介する。
・毒と薬のはざま/海野 隆
・フグ毒の科学
―生命科学によるフグ毒の謎へのアプローチ―/山下 まり
・ウニ類の棘には毒がある
―糖鎖を認識するタンパク質毒素―/中川 秀幸
・毒をもって身を守る?
―ヘビ毒の科学―/三島 章義
・トガリネズミ、カモノハシ毒の謎に迫る
―哺乳類の持つ毒の科学―/北 将樹
・クモの毒を科学する/池田 博明
・まだまだ見つかる毒キノコ
―日本におけるキノコ中毒―/横山 和正
【巻頭言】
生命科学の進展に寄せて/唐木 英明
【総説】
DNA鑑定で偽装牛肉を切る!!―牛肉の科学―/万年 英之
エイズの基礎知識/山本 直樹
NBRP(ナショナルバイオリソースプロジェクト)紹介
ラット―ヒトのモデルとしての活用―/芹川 忠夫
広義キク類
―ゲノム撹乱とリソースの役割―/谷口 研至 中田 政司 草場 信
someone-Biophilia連動企画
植物の“漬けもの”化石から探る世界と自分
―諸君は何を探していますか?―/西田 治文
【連載】
インスリンの発見から糖尿病治療薬の開発へ 第3部
糖尿病治療の開発状況と将来展望/池田 衡
海外科学雑誌情報 Silva Scientiae X /久原 孝俊
発売日 3月10日
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