特集 「まねる」のサイエンス
本特集では、まず「まねる」のサイエンスとして、
赤ちゃんの模倣行動の意味についての考察、
人間の動きを「身ねま」させることで、
人間を介護するロボット開発の取り組みについて取り上げる。
そして「化ける」のサイエンスとして、あたかも死んだかのように
動かなくなることで身を守る昆虫、穀物に化けることで
生き残る雑草、あたかも血管を作ったかのようにふるまう
がん細胞についての研究をとおして、
生物の化ける技術「擬態」を紹介する。
・人間は模倣行動で何を得ているのか?
一赤ちゃんの模倣と文化学習―/大藪 泰
・「身まね」介護ロボット
一人と接するロボット“RI-MAN”による抱き上げ動作の実現―/大西 正輝
・昆虫が「死んだふり」をするわけ
一コオロギに学ぶ擬死行動の機能としくみ―/西野 浩史
・作物に擬態する雑草/冨永 達
・がん細胞が作る偽の血管
一乳がんにおける血管擬態とEMT―白川 一男
巻頭言 生命科学の進展に寄せて
自由な発想と独立心が新たな地平を拓く/御子柴 克彦
連載
・ヒトと動物の共生へ 第13回
オオカミの目を通して自然を考える/桑原 康生
・生き物たちに向けてきたまなざし 第5回
昆虫が敲たたいた新科学の扉
1 顕微鏡下昆虫に見た驚異と内部構造から/西村 顯治
・インスリンの発見から糖尿病治療薬の開発へ 第1部
インスリン発見とその生合成・分泌/池田 衡
総説
・NRBP(ナショナルバイオリソースプロジェクト)紹介
トマト―次世代モデル植物―/江面 浩
線虫―本質的な生命の謎の解明へつなげる―/三谷 昌平
・牛乳タンパク質でアレルギーの予防とその症状を軽減する
―牛乳タンパク質の特性を利用した試み―/大谷 元
・someone-Biophilia連動企画
細胞機能の力学的制御と細胞外マトリクス工学/原田 伊知郎、赤池 敏宏
理科教育と昆虫生命科学/普後 一
・七振りの音色―宮城野のスズムシ―/清水 克明
海外科学雑誌情報 Silva Scientiae [/久原 孝俊
書評/大和田 一雄
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発売日 9月10日
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